シアバターは全身使える万能保湿アイテム!保湿以外の効果は?
シアバターとは
シアバターの原料になるシアーの木は、アフリカに生息しているアカテツ科の植物です。シアバターは、シアーの種子からとれる油脂で、保湿力がとても高くガーナ北部では1000年以上も前から使われています。
使用用途はとても幅広く、保湿以外にも食用の油として、傷や火傷のケアにと使われています。アフリカでは赤ちゃんから大人まで多くの人に使われており、植物性の天然クリームとして親しまれています。シアバターには精製されたものと未精製のものがあります。精製されたものは、長く保存することができるのが最大の特徴です、一般的な植物性の油脂に比べて酸化しづらいオレイン酸やステアリン酸が主成分です。
しかし、空気や光、温度などの環境によっては酸化が進んでしまうこともあります。そのため、酸化の原因を取り除き精製することで、保存が長くできるようにしているのです。しかし、このためにシアバターに含まれる微量成分が、少し取り除かれてしまう可能性もあります。
未精製であれば、微量成分がそのまま残っているのですが、酸化してしまうので長期保存には向いていないというデメリットがあります。日本で販売されている多くのシアバターは精製されているものです。未精製のシアバターを使いたいと思った時には、しっかりと確認をしてみましょう。
シアバターの効果
シアバターの成分は、お肌へしっかりとなじみやすいオレイン酸、ステアリン酸が多く含まれています。そのことにより、べたつきが少なくすーっとなじんで高い保湿性が期待できます。
さらに、お肌へ嬉しい微量成分が数多く含まれており、高い保湿効果やお肌の再生をサポートしてくれると言われています。微量成分には、トリペンアルコール、アラントイン、トコフェロール、カロチノイドなどがあります。トリペンアルコールはお肌をふっくらと柔らかくしてくれる親水性があります。アラントインは、傷の回復をサポートしてくれる効果があります。
そのため、肌荒れを防ぐケアアイテムに使われています。トコフェロールは、天然のビタミンEで抗酸化作用があります。お肌の保護やアンチエイジングに効果があると言われています。カロチノイドは、お肌や粘膜の再生をサポートし、丈夫で健やかなお肌へ導いてくれます。シアバターは保湿以外にもお肌への嬉しい効果がたくさんあることが魅力のアイテムです。
シアバターの選び方
まずは、精製されたものか未精製のものが良いのかを選ぶ必要があります。精製されていないものは時間が経つと酸化してしまい品質が劣化してしまうので、開封したら早めに使い切るようにしましょう。
シアバターの本来の香りはナッツやバターのようなふんわりとやさしい香りです。ほとんど香りが残らないので、香水などが苦手な方でも使いやすいですよ。その他、香り付きのシアバターもあります。保湿ケアにくわえ、リラックスする効果があります。お好きな香りを見つけてみるのも良いですね。シアバターは全身どこにでも使えます。
しかし、特に使いたい場所に合わせてテクスチャーを選ぶことをおすすめします。保湿をしっかりしたい場所には重めのテクスチャーを、顔や髪の毛なら軽めのテクスチャーがおすすめです。
シアバターの使い方
シアバターは髪の毛、顔、唇、手、足などあらゆる場所に使うことができます。シアバターは常温では固形ですが、手で温めると柔らかく伸びやすくなります。その理由は融点が36℃だからです。固形で持ち運ぶことができるので、カバンの中でもれることもなく安心して持ち運びができます。
また、テクスチャーを自分好みにできるので、使う場所によって変えてみるのも良いですね。シアバターを容器から取り出す時にはヘラを使うようにしましょう。そうすることで清潔に保つことができます。