アミノ酸ダイエットとは、どんなダイエット方法なのか?アミノ酸の種類や働きについても

アミノ酸ダイエットというのは、人間の身体にとってなくてはならないアミノ酸が、ダイエットを成功させるためのも良い働きをするということから話題になった言葉です。

ただやみくもにアミノ酸を摂取してもダイエット効果はありませんが、上手に摂取することで、ダイエットをするためのサポートとして、大きな役割を担ってくれます。

ダイエットをサポートしてくれるアミノ酸の代表的なものは、プロリン、リジン、アルギニン、フェニルアラニンの4つで、この4つのアミノ酸が、脂肪を減少させるリパーゼの働きを活性化させることで、ダイエットを加速させます。

ただし、アミノ酸というのは、20種類程度あるといわれていて、これらの過剰に摂取してしまうと、エネルギーとして身体に蓄えられて脂肪になったり、ただ分解されるだけになってしまったりするので、プロリン、リジン、アルギニン、フェニルアラニンの4つを意識して摂取しましょう。

アミノ酸の効果

アミノ酸は、身体のあらゆる場所で利用されていて、その役割も様々です。

ダイエットをサポートする機能の他にも、スタミナをアップさせて体力を向上させたり、免疫力をアップさせたり、スキンケアや脳の働きまで良くするということがわかっています。

スタミナをアップさせることができる仕組みとしては、運動をすることで、動かした部分では、何かしらのエネルギーが消費されています。

そのときのエネルギー源として働いてくれるのが、イソロイシン、ロイシン、バリンという3つの分岐鎖アミノ酸です。

普段から蓄えられていrうこれらの分岐鎖アミノ酸を運動の際に利用しますので、運動をやればやるほど、失われていくのですが、運動をしながらその分岐鎖アミノ酸を補給することで、エネルギーをどんどん供給することができるため、スタミナが向上するということです。

免疫力をアップさせるときには、ヒスチジン、アルギニン、グルタミンという3つのアミノ酸が主に利用されるのですが、これらのアミノ酸は、免疫システムを正常に近づける働きがあります。

この働きにより、免疫細胞が活性化され、免疫力がアップするという仕組みです。

アミノ酸が不足するとおこる症状

アミノ酸は、自炊や和食が中心の食事がメインであれば、そこまで不足するということはありませんが、外食が多かったり、ジャンクフードばかり食べているような生活をしていると、すぐに不足してしまいます。

激しい運動をした場合にも、不足しがちになりますので、普段からアミノ酸を補う習慣がない場合は、アミノ酸が不足することでおこる症状に注意してください。

アミノ酸が不足すると現れてくる症状は、睡眠の質が低下する、冷え性や貧血になりやすくなる、肌の荒れたり肌トラブルが増える、ダイエットを頑張っているのにやせにくくなる、病気になりやすく抵抗力が低下する、筋肉の量が減ったり不足したりする、思考力が低下し、気力がなくなるなど、おもに7つあります。

これらの症状に心当たりがあれば、特に注意が必要です。

アミノ酸を効率よく摂取する方法

アミノ酸は、普段食べている食材から、効率よく摂取することができます。

それぞれの目的に合わせて食材を選び、積極的にアミノ酸を摂取することができるような食事を普段から心がけておきましょう。

まず、ダイエットが目的の場合は、ふぐやブリなどの魚介類をはじめ、こまやカシューナッツ、油揚げ、干しのり、小麦麦芽などが、特にダイエットに効果的なアミノ酸が含まれている食材です。

スタミナをアップさせたい場合は、カツオやタイ、ししゃも、卵黄、牛肉、豚肉、鶏肉、そら豆、大豆がおすすめで、免疫力を高めることが目的の場合は、しらす干しや、かつお節、干し湯葉、ひまわりの種、小豆、くるみ、凍った豆腐などを摂取するようにしてください。